理事長ブログ:第22回別府アルゲリッチ音楽祭
就寝の前に、クラシックを聞きながらストレッチをして休むことを習慣としています。シューベルトのピアノソナタ第3番ロ短調OP.58やモーツァルトのピアノソナタ第11番イ長調K331が、癒しをこころに、そしてからだにプレゼントしてくれます。
You Tubeはとても使い勝手が良く、部屋の1室に複数のスピーカーを配置しコンピュータと接続して、音響ステレオ室に仕上げ(器用なものですから、自分でやりました)古典音楽や様々なジャンルの音楽を楽しんでいます。演奏家の解釈によって同じ楽曲でも全く風合いの違うものになることに、音楽の奥深さを感じます。
アルゲリッチさんが2年ぶりに別府にお越しくださって第22回音楽祭が開催される予定でした。楽しみにしておりましたがご案内のように感染症蔓延のため急きょ中止となりました。80歳になられるので「日本で感染しなければ良いが」と心配しておりましたが、中止になってそれはそれで一面安心しました。なにせ、アルゲリッチさんは世界の宝といってもよい方ですから、万が一のことがあると世界の音楽ファンに申し訳ないことになります。
実は、冒頭のシューベルトのピアノソナタ第3番ロ短調は、若手演奏家シリーズとして、しいきアルゲリッチハウスで明後日開催予定だった亀井聖矢さんと6月5日山縣美季さんお二方の演目、そして、モーツァルトのピアノソナタ第11番イ長調は6月22日にiichikoグランシアタで今を時めく藤田真央さんが演奏される予定の演目でした。いつか、オンラインではなくライブで同じ時間と空間とを共有しつつ本物のアートに触れられることを楽しみにしたいと思います。アルゲリッチさんご本人からのメッセージです。⇒ 2021_cancel