草の芽のいまかがやく命かな
今ぞ呑むミュンヘンビール高く挙げ
七月の色は青なり海と山 (定金冬二)
元気が出そうな川柳3句を並べてみました。
「人流を制限するために外出を自粛しよう!」と呼びかけられています。 新しい生活様式が提唱されています。その中核は恐らくこの一文であり、いま取るべき姿勢ということでしょうか。
これだけ動きが制限されると、「何かしらこれまでは楽しかった毎日が何となくつまらない。充実感がない。やる気がしない。空虚な感じがする。ポカンと穴の開いた感じ。夜もなかなか寝付けない」。これらのスパイラルに巻き込まれる方もいるのではないでしょうか。
対するのにどうしていくか。
規則正しい生活を心がける。IT時代だからこそコンピュータやスマートフォンから離れ(特に就寝前は)、情報を遮断する。明るくないニュースやマイナスのストーリーから自分を遠ざける。スクワットする、太陽の光を体いっぱいに浴びて散歩する。書を捨てて森や林にでかけ、新鮮な空気をおなか一杯に取り込む、深呼吸する。雑念を振りほどく。
あるいは、植物の種子を植え発芽を心待ちにして、小さな芽が出てきたら水分を欠かさないようにして成長を助ける。美しい音楽や絵画に触れ、うっとりと自分と一体化させる。
好きな食べ物をゆっくりとよく噛んで栄養分を体中に行き渡らせるように、有り難く嚥下する。体を暖かくして免疫力を高めるのも良いかもしれません。そして、人とのつながりを意識して保つ。会えないのであれば電話する、SNSでつながる。自分のブログや好きなサイトに自分の思いを発信し、聞いてもらう。思いを吐露することで自分をカウンセリングする。
こういう時だからこそ、消極より積極、過去より未来、帰納より演繹法で参りましょう。そうすればなにかしら元気が出て、幸せ感が高まること受けあいです。